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【小説】神林長平「小指の先の天使」

2008/05/10(Sat) 小説感想・紹介
バッカーノ1冊目読み終わちゃった!
でも先にこっちの感想書かないと!再読です。



小指の先の天使 (ハヤカワ文庫JA)小指の先の天使 (ハヤカワ文庫JA)
(2006/03)
神林 長平

商品詳細を見る


 ←この表紙に釣られて買ったんですが、
  amazonには画像がないので楽天より。
 
  にゃんこがかわええ!とそれだけで買ったのですが、
  ネコが出てくるカワイイストーリーを想像してたら全然違いましたw
  (一応ネコは出てくる話もありますが。)

SFの短編集なのです。
でもこの手のSF大好きなので、寧ろ釣られて良かった!

仮想現実の世界や、近未来の世界を舞台としながら、知覚される現実の不確か性を描いたり、生や死に対する問いかけがあったり、無常感漂いつつも切なくて少しロマンティック。

そんな感じの短編たちです。(分かりづらっ!)

この辺↓が好きな人ならオススメです。
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)
世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)
女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫)
ZOO〈1〉 (集英社文庫)の「陽だまりの詩」

■抱いて熱く
荒廃した世界にたった2人の少年と少女と鮒が一匹。
これだけで脳内に映画のような映像が浮かぶ。
愛し合っているのに触れ合うと発火するという状況下。
SFだけど哀しくロマンティックなラブストーリー。

■なんと清浄な街
「清浄な」と打ったら「正常な」と変換された。
あながち間違ってないかも、と思った。
映画「マトリックス」を観た時、アクションとかCGはどうでも良くって、とにかくあのバーチャルリアリティの世界がツボだったんですが、これも同じくツボ。
ここでは「メタ世界」と表現されてますが。
全てが創り出された幻想で実体のない世界。
でもそこで生きている限りリアル。
夢と一緒で目が覚めない限りそれは現実に体感しているリアルな世界。(たまに夢の中で「あ、これ夢だ」って気づく時もあるけどね)
その「メタ世界」で生きていくのであれば、もはや実体は不要。意識のみが存在すればいい。
人間の存在って何をもってして存在していると言えるのか。
そして「メタ世界」を支配する超生システムは人が創り出した「神」だ。
こうなると宗教や哲学、果ては脳生理学とかの話になってくる。
SFって面白いなー。
この短編が一番好き。何かもうたまらない感じ。

■小指の先の天使
「なんと清浄な街」とリンクしてる、と捉えていいのかな。
メタ世界ではなく現実世界で生きることを選択し文明を捨てた人間の方の末裔。
メタ世界との門番として生きる男と村の子供の会話は、非科学的でオカルトちっくだけれどちゃんとSF。
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を思い出した。
あれは頭骨に記憶があってそれを読むんだよね。

■猫の棲む処
表紙の絵はこのお話に出てくるソロンなのかな。そうなんだろうな。
これもやっぱり「なんと清浄な街」とリンクしてる。
仮想空間の世界の中では不可能なことは何も無くなる。
意識できることは実現できるし操作が可能。
そうではない対象として『猫』を登場させたのは、『猫』が人間の支配を受けないからだと思われ。
ここは『犬』じゃなくて『猫』じゃないとね。

■意識は蒸発する
これまた完全に「なんと清浄な街」からリンクしているお話。
この短編集は20年かけて書かれたものだそうだけど、共通する舞台装置があって、連作短編集と言ってもいいような気がする。
超生システムが最終的には意識の集合体として一つの意思を持って成長している。
そのシステムはシステムである限り無限ではなく、あくまで無限の体を保っているだけ。
それは人間の脳や意識に非常に似てると思った。
行き着くところはそこなのかな。

■父の樹
意識するだけの存在となった人は果たして人間と言えるのか?
人間を人間たらしめているのは、「思考し想像する」知能を有しているという点が大きいけど、それが人体なくして存在し得た時、果たしてそれは人間なのだろうか?
思考する機械。有機物質であっても思考が脳内の電気信号で為されている限り、近い将来か遠い未来には実際こんなことも可能なのかもしれない、と思うと怖くなる。
人が人であるためには、この脆い身体と限りある生が不可欠なのかな。



なんだかとりとめなくグダグダ書きましたが、こういうこと考えるのが日頃から好きな人にはすごくオススメの本です。
って”こういうこと”ってなんだ?
ホント文章力のない自分にorz
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